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ここではワンクリック詐欺の手口と実際に2010年8月に北海道で起こった事件を基に詐欺の手口の基本になる「孤立させて相談させない」という詐欺師がよく使う手口を紹介します。
手口を知ることで詐欺被害に遭わないための詐欺対策にお役立てください。

詐欺師の手口の典型

基本的な詐欺の手口

道内の病院に勤める内科医の妻のもとへ、その病院の副院長と名乗る男から電話がかかってきました

「先生(夫)が医療ミスを犯し、患者が心肺停止の状態になった」

そして男は妻に示談金として最初に400万円、その3日後に1200万円、合計1600万円を振り込ませたのです。

夫婦はお互いに離れたところにいたわけではありません。それどころか、自宅内で度々顔をあわせていたのです。
では、なぜ妻は夫に医療ミスの事実を確認することなく、1600万円もの大金を振り込んでしまったのでしょうか?


そこには、詐欺師の「ターゲットを孤立させて相談させない」テクニックがあるのです!

実は詐欺師は電話をかけてきた際、妻にある一言を伝えていました。
「家には盗聴器が仕掛けられているかもしれないので、家の中で医療ミスの話はしないでくれ!」

冷静に考えてみれば、盗聴器を仕掛けられるなんて突拍子もない話です。
客観的に見れば、かえって詐欺の馬脚を現したかのように思えてしまうでしょう。


しかし、妻にはそう思えなかったのです。


ある嘘を信じ込ませるためには、より大きな嘘をつくこと。
盗聴器を仕掛けた何者かの存在をにおわせることで、医療ミスの重大性、現実味を一気に高める。

詐欺師はこの仕掛けで、遠隔地にいながら、ターゲットを孤立させ思考停止に追い込んだのです。

医療ミスがマスコミなどの外部に洩れると夫は職を失うかもしれない…。

予期しなかった不安に駆られ、妻は詐欺師の言葉を真に受けてしまったのです。

結局、医療ミスの話が嘘であることが判明するまで、6日間の時を要しました。
その間妻は自宅で夫と顔を合わせながら相談することもできず、架空の医療ミスに苦しんでいたのです。

このケースでは、嘘を効果的に使い、いもしない第三者を作り出して、ターゲットを孤立させましたが、そのほかにも、シチュエーションをつかってターゲットを誰にも相談できない状況に追い込んでいく手口もあります。


ワンクリック詐欺の手口

スマホ ワンクリック詐欺

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いまだに被害が多い「ワンクリック詐欺」もその典型と言えるでしょう。

ワンクリック詐欺とは、インターネット上のアダルトサイトを悪用した詐欺のことです。
最近はパソコンだけじゃなくスマホの普及によってまた被害が増えているようです。

まず詐欺師は無作為に送信した広告メールでターゲットをおびき寄せます。
そしてターゲットがサイトの人口やサンプル画像などをクリックすると、画面に「登録完了」という文字が出るように設定してあるのです。

そして利用規約に「クリックした時点で会員登録したと見なされる」とあることを楯にして、高額な使用料を請求するというものです。

ワンクリックのみで契約が締結される。これは電子消費者契約法上で禁止されている「自動契約または自動登録」にあたり、法的な拘束力はほぼありません。

消費者センターなどによると、一番の解決法は「ひたすら放置する」ことだとされています。

しかし、頭が混乱した被害者は冷静な判断をすることができません。
個人情報をつかまれたなどと錯覚し、深い思考の穴に落ちていってしまうのです。


ワンクリック詐欺が巧妙なのは、ここからです。


利用規約には、次のような記述があります。

「登録後1ヵ月以内に解約をしないと、継続的に利用しているとみなし追加料金が加算されます。」
「利用料の支払いが滞った際には自宅や勤務先に直接取り立てに行く場合もあります。」

この一文を読んだ被害者は、一刻も早く登録を解除しなければならないという強迫観念に襲われます。その動揺をついて詐欺師は畳み掛けてきます。


「解約を申し出る際には、氏名・電話番号を明記したメールを送信すること」


解約を申し出れば最悪の事態だけは逃れられる。個人情報はすでに握られているはずだから氏名、電話番号を知らせたとしても問題はないだろう。

そう思い込んだ被害者は詐欺師のまいたエサに食いついてしまうのです。


ワンクリック詐欺の落とし穴

※ご安心ください!↓↓↓こちらは参考画像です。

ワンクリック詐欺の被害



被害者は後ろめたさから相談できない状況に…。

実は、詐欺師は「会員登録」の時点ではターゲットの個人情報を手に入れていません。
自宅や勤務先に集金にいくと脅したところで、行動に移すことはおろか、ターゲットの特定すらできていないのです。

したがって、ターゲットに自らコンタクトを取らせ、個人情報を引き出すことが必要になります。

被害者は「解約」というキーワードで釣り上げられ、更なる地獄に落ち込んでしまうのです。

ひとたび、この詐欺手口にハマってしまうと、被害者は孤立せざるをえなくなります。
前述したように「ワンクリック詐欺」に使われているのはアダルトサイトがほとんどです。

つまり、ワンクリック詐欺の被害者になるのはアダルトサイトに興味があった者ということになります。
そのため、被害に遭っていることが分かっても下心のある人間と思われることを恐れ、周囲に相談することができなくなるのです。

家族や恋人、職場の人間には決して知られてはならない。

そう思うがゆえに、言われるがままに金を振り込んでしまうのです。

意図しない会員登録などが行われても「無視する」「気にせず放置する」を徹底し、不安な場合は必ず相談することが大切です。

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